MonacaEducation2021に向けたお知らせ(価格改定ほか)

アシアル情報教育研究所の岡本です

 平素は教育版Monacaをご利用頂き、ありがとうございます。
お陰様で教育版Monacaは運用3年目に突入します(2021年度より)。

今年度は「ぷよぷよプログラミング」という強力な教材を皆様にお届けできたこと。また、経済産業省の「Edtech補助金事業」などもあり、大幅にユーザー数が増加いたしました。

2021年度は中学校におけるプログラミング教育が本格化する年となります。また、2022年度から始まる高校の「情報Ⅰ」に備えてプログラミングの授業を行う高校も増えることが見込まれます。

そこで、サーバーの増強やプラン・料金・容量の見直しを検討しております。
現在『検討中』の内容をお知らせいたします。
あくまで検討中ですので、ご了承下さい。

要点

  • 中高生向けの教材として、お求めになりやすい価格に改定します。
  • 授業で快適に利用頂ける教材として、サーバー増強を行います。
  • 生徒の作品作りを支援するため、機能追加を行います。
  • 分かりやすい教材を目指して、名称変更を行います。
  • サーバーなどは3月末に更新予定です、現在授業で利用されている先生は変更点をご確認下さい。

定例アップデートについて(年度ごと)

 「教育版Monaca」では定例のアップデート時期を「春休み期間」である年度末~年度初め定め、集中的に行うことにしております。

これは、「学校の授業の最中にMonacaの表示メニューが変わってしまうと授業の進行に支障がある」という声を受け、そのようなアップデート体制を取っております。
※軽微なアップデートやセキュリティアップデートは随時行っております。

2021年度向け定例アップデートによる先生への影響予想

 2021年度版のアップデートでは「表示」に関するアップデートは軽微です。そのため、先生方の授業スライドへの影響は限定的です。

なお、教材やデバッガーで使われているCordovaにはバージョンアップがございます。教材として先生が自身のプロジェクトをご用意されている場合、プロジェクトのアップデート対応をお願いします。

Cordovaのアップデートについて

 プロジェクトのアップデート自体はプロジェクトを開いた際に「自動」で行われ、旧プロジェクトのバックアップも行われます。なお、プロジェクト数が上限に達している場合は、プロジェクトのバックアップが失敗してアップデートが中断されます。そのため、事前にプロジェクト数に空きをご用意ください。

アシアル側のサンプルプロジェクト更新について

 MonacaEducationのサービスとして公式に提供しているサンプルプロジェクトはアシアル社側で「順次」アップデートを行います。

デバッグ用アプリ(Monaca for Study)の更新について

 Monaca for Studyの最新版は3月末にリリース予定です。学校のiPadなどでデバッグ用のアプリを使われている場合、リリース終了後にアプリの更新をお願いします。

2021年度向け定例アップデートの技術的な詳細

Cordova10系対応

Monacaで作成したプログラムをスマートフォンで動作させるときの仕組みで利用している「Cordova」のバージョンが9系から10系にアップデートされます。それに伴い、プロジェクト内の設定ファイルやアプリビルド時の挙動が変わります。プロジェクトのアップデートは自動的に行われます。

Monaca for Studyの機能追加

試験的な機能として、Bluetoothセンサーの値を読み取るための基本機能がプラグインとして組み込まれます。通常版MonacaのデバッガーでBluetooth対応プラグインを使いたい場合はProプラン以上でカスタムデバッガーを自身で作成・インストール必要があります。

外部システム連携

  • Classi連携
    • 2021年度も引き続きClassiのオプションとしてMonacaを利用できます。
  • Googleアカウント連携
    • Googleアカウントで教育版Monacaを利用できます(SSO:シングルサインオン)
    • スタンダードプランではプロジェクトのエクスポート先にGoogleDriveを指定できます

プラン及びライセンス体系の変更予定

※正式な内容は料金ページを真とします、料金ページをご確認下さい。

  • 販売に関する方針変更
    • 月額プランの新規受付を中止します
    • プランの販売を「年度単位」に改めます
  • プランの名称変更
    • 教育版サーバーにおける「Educationプラン」の名称を「スタンダードプラン」に改めます。
  • ライセンス名称の変更
    • 教育版サーバーにおける「Educationライセンス」の名称を「Standard」に改めます。
  • プランとライセンスの関係について
    • MonacaEducationサービス内では、以後、教材とライセンスをセットにしたものを「プラン」と呼ぶことに致します。
  • 価格改定
    • 現行の年4,500円から3,000円に更なる値下げを行います。※ 詳細につきましては、料金表ページを確認頂くか、直接お問い合わせ下さい。
  • 容量の見直し
    • 現行の最大容量1GBまで使用されるケースが少ないため、最大容量を100MBに削減します。
  • プロジェクト数の見直し
    • 現行の20プロジェクトは作品作りの際に不足するケースがあるため、一気に100プロジェクトまで増加させます。

サーバーの増強について

春休み期間の約2週間、2021年度に向けたアップデート作業およびサーバーのリプレース作業に入ります。停止を伴うアップデートの具体的な日程(休日 or 平日夜)が決まり次第お知らせいたします。

また、停止を伴わないアップデート作業においても、一時的に繋がりにくいといったことがあるかもしれません、予めご了承ください。