プログラミング教育で重要なのは集中できる環境! 夏休みを使った集中講義や2科目合同講義の活用

Monacaを大学の講義で2012年から利用頂いている横浜商科大学・商学部経営情報学科の遠山先生にインタビューを行いました。

【岡本】
本日はお子様が生まれたばかりにもかかわらずお越し頂きありがとうございます。先生が5年近く取り組まれていた商学部でのプログラミング教育での知見について、どうしてもお話しを伺いたくてお願いしました。

【遠山】
御社の生形さんにも非常勤講師で参加して頂いて、かなり理想的な講義の編成が見えてきたのでお話しいたします。
ちょっと図に書きますね。

※ 各2単位、合計10単位。
※ 2単位は90分の講義を約15回分

【遠山】
本学では、経営情報学科2年生が一年間を通して、アプリ開発手法を学びます。しかしゴールが見えない中でプログラミングを一から学習すると挫折者が増えてしまうのを防ぐために、まず初期のモチベーションを上げつつ、プロセス全体を見通した上で履修できるように、一年間で学ぶ内容のダイジェスト版として「経営情報特論B」という講義を1年生の夏休みまたは春休みに実施しています。

【岡本】
なるほど、1年生の時にダイジェスト版でアプリの企画・開発・発表という一連の流れを経験させるわけですね。この講義はなぜ休暇中に行うのですか?

【遠山】
プログラミング入門を通常の1回90分の講義形式で行うと、途中の週でつまずいたり前回の内容を忘れてしまったりするケースが多くなります。そのため数日間ぐらい集中して学ぶ期間を用意できると一番初期のつまづきを防ぎやすくなることもあり、夏休みや春休みを活用しています。

【岡本】
私も心当たりがあります。以前ギター入門講座に通ったのですが、前の週に習ったことを全然憶えていませんでした。

【遠山】
ギター弾けるようになりましたか?

【岡本】
ダメでした…

【遠山】
ギターは分かりませんが、プログラミング入門の授業を行うのであれば半日以上集中して学べる環境を用意するのが望ましいです。最低でも2コマ連結して3時間ずつ学べるようにしたいところです。

【岡本】
二年生の春に行っている『情報システムとプログラミング1』は1コマですが、こちらでは何を実施したのですか?

【遠山】
ここでプログラミング技術の基礎固めを行います。HTML/CSS/JavaScriptの基本からはじまって、JavaScriptでの分岐や繰り返し、配列などの基本要素を必要に応じてちゃんと使えるようになるのを目指します。

書籍『Monacaで学ぶはじめてのプログラミング』も活用しました。ところで本の付録のアクティベーションコードが3ヶ月だと半期の授業で使いにくいので、6ヶ月になりませんか?

【岡本】
前向きに検討します。

【遠山】
また、2年生の春では関連する講義として『ITとデザイン1』の履修も推奨しています。2年生の秋に『情報システムとプログラミング2』と『ITとデザイン2』で2科目合同講義を行うので。

【岡本】
2科目合同講義ということは2コマ連結して3時間の講義を行うのですね。

【遠山】
2科目合同講義のメリットは時間だけではないのです、先生も2人体制になるので1人は技術指導役、もう1人は制作指導のプロデューサー役に回れるのです。

後編:スマホアプリ制作プロジェクト演習の鍵! 技術指導役とプロデューサー役のダブル指導方式に続く

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