所要時間

3時間

難易度

★★★

概要(機能・動作)

APS RDB蔵書管理(JavaScript版)

アプリケーションを起動すると、最初にメニュー画面が表示されます。自動的に、アプリケーションの内部のデータベースにデータが挿入されます。

画面から、「本を確認」メニューを選ぶと、データベースの全件の検索が行われ、一覧が表示されます(2件のデータがあらかじめ登録済みです)。

その他の「本を登録」、「人を登録」のメニューを使うと、画面から値を入力して、データベースを操作することができます。

「SQLで管理」メニューを選ぶと、SQL入力欄が表示され、SQL文を入力して実行し、データベースを操作することができます。

学習項目

  • データベースに対して、アプリケーションの画面から、検索・登録などの操作を行う
  • アプリケーションとER図から、リレーショナルデータベースの表の概念を学ぶ
  • SQL文を書いて、データベースのデータを操作する

身に付く力

  • 知識・技能
    • データベース(リレーショナルデータベース)の役割を理解し説明できる。
    • データベースを操作する命令(SQL)を記述できる。
  • 思考・判断・表現
    • プログラムとデータを分けて考えることができるようになる。
  • 態度
    • アプリケーションを構成するためのデータ項目を丁寧に検討する。

学習活動(カスタマイズ)の内容

  1. アプリケーションにあらかじめ組み込まれた機能を利用して、SQL文を実行します。教材に記載されているSQL文を使って、検索や挿入、削除、更新を行います。
  2. 本の在庫数を登録できるようにします。検索機能を修正して、検索結果を表示するときに在庫数も表示するようにします。登録用の画面に、在庫数を入力できるようにします。

特徴

リレーショナルデータベースを内部に組み込んだアプリケーションです。リレーショナルデータベースが、アプリケーションの中でどのように利用されるか体験的に理解できます。

アプリケーションの画面を使ってデータにアクセスするだけでなく、SQL文を入力して実行し、結果を得る機能を備えているので、SQL文の基礎を学習することができます。

教材には、ER図によるデータベースのデータ項目の整理なども含まれており、データベース(特にリレーショナルデータベース)を学習するのに適しています。

作品制作への応用

ゼロから全て制作するのではなく、APSが提供するアプリケーションに、機能を追加する方法が考えられます。例えば、メモテーブルにメモを追加する画面と機能を作ることなどが考えられます。

本APSのアプリケーションは、メニュー画面以下、各画面と、各画面から呼び出す関数が対応した設計になっています。

この設計を模倣して、リレーショナルデータベースを用いてデータを管理するアプリケーションを制作することができます。ただし、ER図を用いてデータを整理する必要があるので、リレーショナルデータベースのデータの分析を学んでおく必要があります。

APS資料のダウンロード:先生向けサポートページ

APSのプロジェクト以外の資料は、プランごとに用意されている先生向けサポートページからダウンロードできます(サポートページはパスワードで保護されています)。

プランの詳細や、各サポートページのパスワードについては、アシアルまでお問い合わせください。

ベーシックプラン

https://edu.monaca.io/basic

スタンダードプラン

https://edu.monaca.io/standard

APSプロジェクトのインポート

APSプロジェクトをMonaca Educationにインポートするには、下記のアプリプログラミングシートのサポートページにアクセスし、該当のAPSのインポートボタンをクリックします。

アプリプログラミングシートのサポートページ

https://edu.monaca.io/template/aps