APSデータロガー(JavaScript版)
所要時間
2時間
難易度
★★☆
概要(機能・動作)
10秒おきに、データベースにデータを登録します。データベースの管理画面を用いて、登録された様子を確認します。
プログラムを実行する環境(PCやスマートフォン、タブレット)が持っている位置情報(緯度・経度)のデータを定期的に取得し、データベースに保存するようにカスタマイズすることで、GPSデータロガーとして振る舞うようにできます。
学習項目
- クラウド上のAPIを利用するために必要な情報「APIキー」の概念を学ぶ
- クラウド上のAPIを利用するプログラムを学ぶ
- 端末のセンサー情報を利用するプログラミングの技法を学ぶ
身に付く力
- 知識・技能
- 「端末が持つセンサーで、データを収集する」「収集したデータを、定期的にデータベースに保存する」という、情報システムの仕組みを理解する
- 思考・判断・表現
- 「定期的にプログラムを実行する」という仕組みの応用について考え、表現できる
- 態度
- 「端末が持つセンサーで、データを収集する」仕組みや、「定期的に集めたデータを、集積して、利用する」仕組みを持つ情報システムについて、実社会で活用されている事例を調べている
学習活動(カスタマイズ)の内容
- Monaca Educationの機能「クラウドデータベース」を利用できるようにします。具体的には、Web上にあるクラウドデータベースにアクセスするための情報「キー」を取得して(※この値はMonaca Educationアカウントごとに異なります)、プログラムの中の変数keyに代入します。正しいキーが設定できたら、プログラムが動作して、データがクラウドデータベースに保存されるようになります。
- 自分で指定した固定の文字列を、定期的(10秒おきに)データベースに保存するようにします。
- プログラムを実行している環境(PC、スマートフォン、タブレットなど)のGPSセンサーの値を取得して、データベースに保存するようにします。
特徴
GPSデータ(位置情報)を、クラウドデータベースに保存するアプリケーションです。最初は、乱数や、固定の値を保存します。後半で、端末の位置情報を取得して、保存するようにします。
普段使用しているPCやスマートフォンが、センサーのかたまりであることに気づいたり、個々のデバイスだけで情報システムが成り立っているわけではなく、ネットワークで繋がった複数のコンピュータが連携してシステムを構成していることに気づいたりできます。
作品制作への応用
このAPSのアプリケーション単独では、作品としては成立しにくいと考えられます。クラウドデータベースに保存した位置情報を参照して、地図上に表示するアプリケーションが必要になります。組み合わせて作品とすることになります。
または、このAPSを構成する3つの仕組み(「定期的に処理を実行する」仕組み、「クラウドデータベースにデータを保存する」仕組み、「端末の位置情報を収集する」仕組み)それぞれについて応用範囲を考えて、作品制作をすることができます。
作品制作に利用できる素材集
アシアルが運営するWebサイト「あんこエデュケーション」では、作品制作に利用できる画像素材を公開しています。
あんこエデュケーション・素材配布ページ
https://anko.education/material
これらの素材は、クリエイティブ・コモンズのCC BY-NC 4.0で公開しており、生徒の皆さんにも利用していただけます。
APS資料のダウンロード:先生向けサポートページ
APSのプロジェクト以外の資料は、プランごとに用意されている先生向けサポートページからダウンロードできます(サポートページはパスワードで保護されています)。
プランの詳細や、各サポートページのパスワードについては、アシアルまでお問い合わせください。
ベーシックプラン
スタンダードプラン
https://edu.monaca.io/standard
APSプロジェクトのインポート
APSプロジェクトをMonaca Educationにインポートするには、下記のアプリプログラミングシートのサポートページにアクセスし、該当のAPSのインポートボタンをクリックします。
アプリプログラミングシートのサポートページ