Python/Brython版APS

このページでは、Pythonを用いてプログラミングを学ぶためのAPSを紹介します。

授業でJavaScriptを用いる場合、下記のリンク先のページをご覧ください。

単元「プログラミング」のAPS(JavaScript版)一覧

※プログラム言語Pythonを用いてアプリケーションを作成していますが、Monaca Education上に設定したBrython環境で動作させることを前提としています。このため、特にPython/Brython版と表記しています。

最初に取り組むAPSとしては、「タートルグラフィックス(Python版)」、または「おみくじ(Python版)」を推奨します。

APSのタイトル プログラムの内容・学習項目 難易度 所要時数
タートルグラフィックス(Python版) 画面上のペンにプログラムで指示をして、図形を描画する。

3つの基本制御構造(順次、繰り返し、条件分岐)を学ぶ。

  • 「線を引く」「右に方向を変える」「円を描く」など用意されている命令を順に書いて、プログラムを実行する。順次実行を理解する
  • 「線を引く」・「左に方向を変える」を繰り返して、多角形を描く。繰り返し制御を理解する
  • 「繰り返しの偶数回目は右へ」、「奇数回目は左へ」など、条件によって処理を変えることで、複雑な図形の描画を短いプログラムで実現する。条件分岐を理解する
3
おみくじ(Python版) 「おみくじ」を実現するアプリケーション。

乱数と条件分岐を学ぶ。

  • 組み込み関数Math.random()を用いて、乱数を生成する
  • 生成された乱数の値に応じて、結果を変える(大吉、中吉…)。if…elif…else文を説明する
  • 生成する乱数の範囲を変えて、おみくじの結果を変更する
  • 乱数の値に応じて変える処理に、メッセージ表示処理を追加する
3
旅行先チャート(Python版)

 

質問に答えていくと、旅行先のアドバイスが得られるアプリケーション。条件分岐の入れ子(※条件分岐の中に条件分岐がある)と、変数の利用法を学ぶ。

  • 質問と回答の選択肢を管理することを通じて、変数の仕組みと用途を学ぶ
  • 1つ目の質問の回答内容に応じて、2つ目の質問を変える。条件分岐の入れ子構造でこれを実現する
  • 選択肢を追加することを通じて、条件分岐構造の理解を深める
★★ 2
ソーメンイマー(Python版) ダウンタイマーを実現するアプリケーション。

Python・Brythonのタイマー機能と、条件分岐を学ぶ。

  • Python/Brythonの「1秒経過したら指定した処理を実行する」という仕組みと、「処理を実行する毎に、変数の値を1ずつ減らし、0になったら終了」という条件分岐構造を使い、カウントダウンタイマーを実現する仕組みを理解する
  • 条件分岐の仕組みを用いて、キリのいい経過時間が経過したタイミングで処理を行わせる
  • HTML,CSSを変更して、アプリケーションの見かけを変更する
★★ 2
複利計算(Python版) 複利が加わる積立の計算を行い、グラフと表で結果を表示するアプリケーション。

繰り返し制御で複利計算を行い、結果を配列に格納する。配列の中のデータを表とグラフで表示する方法を学ぶ。

  • 積立額、利率を入力して実行し、グラフと表で結果を確認して、複利の概念を学ぶ
  • 年ごとの計算結果を、要素に格納し、結果を利用する様子を確認して、配列の概念と操作方法を学ぶ
  • 積立年数や積立の目標値を入力できるようにするカスタマイズを通じて、HTMLとPython・Brythonの連携方法を学ぶ
★★★ 3