Monaca Education2022年度版の予告(2021年12月時点)

アシアル情報教育研究所 所長の岡本です

師走でお忙しい時期かと存じますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

私は2022年度に向けた準備で冬休みがなくなりそうですが、元気でやっております。3月になったらまとめて休暇を取って日本一周一人旅でもしようかと思いますので、良ければお声がけ下さい。

本題ですが、Monaca Education2022年度版ではUI(ユーザーインタフェース)や機能に大幅なアップデートを予定しております。また、今回は年度末を待たずに、幾つかのアップデートは先行して適応する予定です。

1月のタイミングでMonaca Educationを導入する教育機関におかれましては、ご不便をお掛けしますが、何卒ご容赦下さい。また、ご不安な点などあれば、お気軽にご相談下さい。

アップデート一覧

  • 新プラン対応(Basicプラン)
    • Basicプランを利用できるように改修します。
  • アカウント作成のフロー改善
    • 生徒の登録が今までよりスムーズに行えるようになります。
  • ダッシュボードのUIの改修
    • 授業での利用頻度の低いメニューなどを整理します
  • 「新しいプロジェクトを作る」のテンプレート入れ替え
    • 順次入れ替えます
  • IDEメニューの統廃合
    • 授業での利用頻度が低いメニューや項目を整理します。
    • 一部の項目を授業に即した名称に変更します。
  • 答え合わせ機能(diff機能)の提供開始
    • 有料プラン向けに新機能をリリースします!

新プラン対応

 2022年度以降、新しいプランとしてBasicプランが追加されます。それに伴い、現在のStandardプランを利用中の場合は「プラン管理」にて「Standard」、Basicプランを利用中の場合には「Basic」と表示されます。

 なお、こちらに表示されるプラン名はあくまでMonacaクラウドIDEを利用する権利を表すものとなります。教材を自由に入手できるわけではありません。

各プランの教材サポートを受けられるのは、中高生向けのプランを導入している学校の指導者に限ります。

アカウント作成のフロー改善

 新規会員登録時にアクティベーションコードの登録やユーザー名を入力するフローを省略しました。今後は、仮登録メールのリンクを辿るだけで本登録が完了します。

また、アカウント連携機能で登録する場合も同様に、アクティベーションコードやユーザー名の登録は省略されます。

アクティベーションコードを適応したい場合は、本登録後にプラン管理から手続きして下さい。

「新しいプロジェクトを作る」のテンプレート入れ替え

2021年12月8日現在、テンプレートは以下の3つですが最大6つに整理します

削除されるテンプレート

 Monaca Educationではデバッガーアプリを使わずに実習する機会も多いため、センサー系の動作を確認するための「HelloWorldプロジェクト」をテンプレートから削除します。同テンプレートは以後、学習サポートページかあんこエデュケーションなどで改めて配付します。

 また、「最小限テンプレート」に関しても、bodyタグ内の記述を毎回消すのが面倒であったり、最新のデバッグアシスタントを搭載していないため、2023年度頃を目処に削除します。

追加されるテンプレート

 デバッグアシスタントを搭載した新しい最小限テンプレートとして「クラシック・テンプレート(以降、クラシック)」を追加します。また、「プログレッシブ・テンプレート(以降、プログレッシブ)」もあわせて追加します。更に、Python(Brython)テンプレートなどを追加予定です。

IDEメニューの統廃合

 授業での利用頻度が低いメニューや項目を廃止します。変更後のイメージは以下のスクリーンショットでご確認下さい。

保存ボタンと「表示」

保存アイコンが保存ボタンに変わり、文字列「保存」も併記されるようになりました。

また、表示メニューに幾つかの項目が統合されました。

プロジェクトメニューの改善

プロジェクトメニューに幾つかの項目が統合されました、また、エクスポート関係の名称が整理されました。

新メニュー「授業」の追加

授業で良く使う項目が新メニュー授業にも掲載されるようになりました。また、授業用の「別名」も付与されました。

補足事項

 IDEからはビルドメニューが消えますが、引き続き、ダッシュボードからビルドの呼び出しは可能です。
ただし、Education版ではビルドのサポートはできかねますので予めご了承下さい。

答え合わせ機能(diff機能)

 生徒が自身のプロジェクトと完成版のプロジェクトの間の差分を確認できる『答え合わせ』機能の開発を搭載します。地味ながら実際の授業では非常に強力な機能です。有料プラン限定ですがリリース後はぜひ、ご利用下さい。

以下、実際の動作イメージになります。

ひな形のプロジェクトに設定が必要なため、公式テキストなどの教材で実際に利用できるようになるまでは今暫く時間が掛かります。対応次第、順次、ご報告致します。