静岡県立島田商業高校の3年生(就職予定)にインタビューしました


地域課題をアプリ開発で解決する取り組みを行っている『静岡県立島田商業高等学校』の3年生がオープンソースカンファレンス2018 Hamanakoに出展してブースを出されていたので、急遽インタビューを申し入れました。

インタビューには県内でIT企業への就職が決まっている『松浦さつき』さんにご協力いただきました。

学校で学んだことは社会で役に立ちそうですか?

岡本「静岡県立島田商業高校の情報ビジネス科では、オープンデータやRESASの活用やフューチャーセンターによる地域課題の発見など、実践的な取り組みを色々と行っていますが、学校で学んだことは社会で役に立ちそうですか?」
松浦「まだ社会に出ていないので実際に役立つかどうかはわかりません。」
岡本「失礼いたしました」

情報ビジネス科に入学した理由は?

松浦「中学校の先生が、”これからはロボットや人工知能が発達していくことで人間の仕事が奪われていく”と言ってたので、ロボットや人工知能を活用する側に回りたいと思って情報ビジネス科に進みました。」
岡本「なるほど。ではプログラミングなどを本格的に始めたのは高校からなのですね。」
松浦「はい。」
岡本「何が一番大変でしたか?」
松浦「全部大変でした。」
岡本「そ、そうですか。」
松浦「楽しいけど辛い、という感じでした。」
岡本「楽しかったならよかったです。そんななかで一番マシだったのは何ですか?」
松浦「資格対策の方がちょっと楽だったかもしれません。」
岡本「資格と言えば、iパスとかはやっぱり取るんですか?」
松浦「2年生の時に取りました。」
岡本「なるほど。やっぱりプログラミングは大変?」
松浦「1年目は大変でしたが、もう慣れました。」
岡本「よかった。」

自宅でプログラミングしますか?

岡本「自宅ではプログラミングしますか?」
松浦「しましるの開発では自宅からも行いました」
※ 『しましる』は島田商業が開発したアプリ作品の一つ、詳細はこちらを参照
岡本「Monacaなら自宅からでも開発の続きができるので便利でしょう?」
松浦「はい、便利です。」
岡本「よかった。私が学校の先生に売り込むときにそう言って勧めているから、確認できてよかったです。」

チームの決め方について

岡本「アプリ開発のチームってどうやって決めたのですか?」
松浦「最初クラスを半分に分けて、担当の先生も分かれたので先生によって決め方が違いました。」
岡本「なるほど」
松浦「私たちのグループは、プログラミングが得意な人がまずリーダーとして選出されました。」
岡本「ふむふむ。」
松浦「リーダーが5人選出されて、そのあとリーダーがメンバーにしたい人を仲間に入れてチームを作ります。」
岡本「チームが先で、そのあとで課題を探して決めたんですね。」
松浦「はい。」

プログラミングに取り組んだ時間

岡本「3年生では、何時間ぐらいプログラミングに取り組みましたか?」
松浦「週4回の授業で各1時間、それと部活や土曜日にもやるので毎週10時間はやりました。」
岡本「年間で考えると夏休みや試験期間を抜く必要があるから、40週と考えて400時間ぐらいかな?」
松浦「恐らくそれぐらいです」
岡本「いいですね、それぐらい取り組める時間があるのは。」

春からの社会人生活について

岡本「春からIT業界で働くことについては、ドキドキですか?ワクワクですか?それともギラギラですか?」
松浦「ギラギラって…」
岡本「IT業界で一旗揚げて成功者になりたいとか」
松浦「ちょっと、そういうのはないです。どちらかというとドキドキです。」
岡本「そうですか。まぁ、せっかくOSCの会場でブース出されているのですから業界の先輩方に後であいさつ回りをしましょう。」

※インタビューの後、静岡で活動しているコミュニティーや企業にあいさつ回りを実施しました。

※ ピンクの服の方は『WordBench しずおか』の『遠藤 進悟』さん

まとめ

プログラミングやコンピューターを学ぶ上で、用語が多かったりはじめて学ぶことが多いのはやはり課題だなと思いました。これから学ぼうと思った人が段階を踏みながら学べるようにしていきたいと改めて思いました。

また、学んだことが実際に社会で役立つかどうかは、現時点ではわからないので島田商業高校のOBにもお話を伺いたいと思いました。松浦さんにはOB会の立ち上げをお願いしたので、OB会が立ち上がったらインタビューないしアンケートを取りたいなと考えています。