『2022年度 プログラミング教育・高校「情報Ⅰ」実態調査』が公開されました

アシアル情報教育研究所の岡本雄樹です

アシアル情報教育研究所が「NPO法人みんなのコード」に調査協力を行っておりました『2022年度 プログラミング教育・高校「情報Ⅰ」実態調査』が先日公開されました。

調査アンケートの回答にご協力頂いた先生方に厚く御礼申し上げます。

調査報告書は以下のURLより閲覧できます

・2022年度プログラミング教育・高校「情報Ⅰ」実態調査報告書
https://speakerdeck.com/codeforeveryone/programmingeducationreport2022

調査報告書の抜粋とコメント

教材を提供している立場として、今回の実態調査は非常にありがたいものでした。
多くの先生が一定の時数をプログラミングなどの実習に時間を割り当てていることなどが読み取れました。一部を抜粋して、コメントを述べたいと思います。

指導時数

情報Ⅰの各分野の指導時間数では、4分野の内「コンピュータとプログラミング」が突出して多くなっております。

4割以上の先生が11時間〜20時間以上を費やしているようです。やはりプログラミングの基礎とアルゴリズムを扱って学びを深めるためには、11時間以上が最低ラインになりそうです。

各分野で「コンピュータを使った実習」の割合

殆どの学校では全ての分野で『コンピュータを使った実習』を行っているようです。

特に「コンピュータとプログラミング」の分野では8割近くの先生が指導時数の6割以上の時数を実習に割り当てています。

「コンピュータとプログラミング」の指導時数の最低ラインが11時間と仮定するなら、最低でも6時間は全ての学校でプログラミングの実習を行う必要がありそうです。

またプログラミングに力を入れて指導している学校では、16時間程度を確保した上で12時間程度の実習を行っているのではないでしょうか。

「コンピュータとプログラミング」の題材

題材としては、基本的な文法やアルゴリズムが中心のようです。
一定数、アプリ開発やオリジナルのプログラム作成も回答がございます。

手前味噌ですが、アシアル情報教育研究所で用意している情報Ⅰ向けのプログラミング入門書は6時間程度の実習で基本文法やアルゴリズムの理解に必要となる内容を扱っているため、方向性としては間違っていないと感じました。

「コンピュータとプログラミング」で使用しているプログラミング言語

Pythonが約7割でした。

岡本としては、Monaca EducationでもPythonが学習できるようにしておいて良かったと感じました。なお、「情報通信ネットワークとデータの活用」の分野との接続のためにPythonが選ばれている、というわけではなさそうです。

情報通信ネットワークとデータの活用

「情報通信ネットワークとデータの活用」分野では主にExcelやスプレッドシート、つまり表計算ソフトが使われています。AcessやRなども少なく、圧倒的に表計算ソフトです。

Monaca Educationでも「情報通信ネットワークとデータの活用」の教材として、複利計算アプリ(グラフ付き・Python/JS両対応)だけでなく、スプレッドシートの教材も提供してきましたが、実態としても主に表計算ソフトが「情報通信ネットワークとデータの活用」分野で使われていることが明らかになったので、今後の方針として活かしたく存じます。