『情報科勉強会 Vol.1』(首都圏私学)を『明星中学校・高等学校』にて開催しました

アシアル情報教育研究所・所長の岡本雄樹です

オフラインの勉強会を開催して欲しいとの要望が増えてきたため、小規模な勉強会を開催いたしました。今回は範囲を絞って『首都圏私学』の先生を中心に開催しております。

実は公立高校の場合、教育委員会主催の「夏の教員研修」が全国の都道府県で行われますが、私学の場合は基本的に教育委員会主催の研修はありません。

そのため、私学の場合は他の学校の先生と交流する機会が非常に限られている、という事情があります。

アシアル情報教育研究所としては、Monaca利用の有無に関わらず、情報教育に関わる先生方のお役に立てればと言う想いで、勉強会を企画させて頂きました。

今回は開催校の『明星中学校・高等学校』の藤井先生と木村先生に運営協力を頂き、1月28日(土)の午後に2時間程度の勉強会を開催いたしました。

今回は開催校の先生方も含めて10人程度の規模で開催いたしました。ざっくばらんな意見交換が行われ、また、事後アンケートでも非常に高い満足の声を頂きました。

早速、第二回も開催しようという話になり、次回の開催校の候補も決定しました。

『情報科勉強会 Vol.2』(首都圏私学 × 東京開催)

もしご興味があれば、アシアル情報教育研究所からのメール案内やWebサイトの情報をご確認ください。

また、以下に第一回の勉強会の模様を掲載いたします。

当日の大まかな流れ

  • 開場・受付(14:30~)
  • 開始・挨拶(15:00~)
  • 事例発表&質疑応答
  • 自己紹介
  • お悩み共有
  • 休憩
  • プログラミング体験
  • 閉会(17:00)
  • 撤収(17:30)

事例発表の内容について

開催校の『明星中学校・高等学校』 ICT教育支援部・主任 藤井 証高 先生より、『明星中学校・高等学校』の取り組みとして、ICT支援員によるサポートのお話などを共有頂きました。

次に『明星中学校・高等学校』情報科 教諭 木村 剛隆 先生より、
PBLを中心にした『情報Ⅰ』カリキュラムデザインの事例を発表頂きました。

自己紹介タイムについて

自己紹介タイムでは約1分間で参加頂いた先生方からご紹介を頂きました。

企画側の反省として、次回からはタイマーを用意させて頂きます

お悩み共有について

勉強会の参加申し込みフォームで事前にお悩みを集め、勉強会の中で共有させて頂きました。

Q1
プログラミングでは生徒の理解度の差が気になります。
特に、自力でデバッグができず、進まない生徒が出ることを危惧しています。教員1人でスムーズに授業運営するためのコツなどを教えていただきたいです。

Q2
「情報Ⅰ」の授業計画についてお聞きしたいです。
各領域での授業コマ数や実習の比率など細かくお聞きしたいです。

Q3
どのような演習授業をされているのか。
演習と座学はどのくらいの割合なのかお聞きしたいです。

Q4
今後どのように共通テスト対策を行っていくか、他校の先生方のプランなどを教えていただきたいです。

Q5
プログラミング課題のゴール設定と採点方法についてお聞きしたいです。

プログラミング体験について

Monaca Educationのサンプルアプリを改造しながら作品作りを体験できる教材を活用し、今回は『地図アプリ』の作成を行いました。

本来の教材は2時間程度の単元を想定しているのですが、教員向けに岡本の方でアレンジして30分ぐらいの実習として実施しました。

  • デモアカウント配付
  • Monaca Educationログイン
  • 地図アプリのインポートと動作確認
  • 修学旅行を想定し、地図の内容を自分が行きたい場所に変更
  • エリアの近い人同士で集まって一つの地図アプリに集約

閉会・撤収について

閉会後も撤収まで先生同士での交流が続きました。
Facebookなどで繋がって連絡をとれるようにされた先生も居られたようです。
また、次回の開催校も決まりましたので、日程などが決まり次第、改めてアナウンスさせて頂きます。

ご参加頂いた先生方の声

他校の環境や困り事などを気軽に聞くことができて良かったです。

学校全体の取り組みと情報科の具体的な授業内容を詳しく伺えて全体的な方向性を知ることができました。

事例を聞くだけではなく、実際に触れて体験できたのが授業での活用方法が想像しやすかったです。

私立高校の先生方で会える機会は貴重でした。

今回のような、ざっくばらんな情報共有はとても有意義でした。今後もオフラインの機会があると嬉しいです。

追記:次回開催決定しました。
『情報科勉強会 Vol.2』(首都圏私学 × 東京開催)