実習・制作中心で『情報I』の授業を実施するための学習計画
こんな授業を検討している先生への提案です。
- 情報デザインの授業を、実習中心で実施したい(※HTMLとCSSを学び、作品制作を行います)
- プログラミングの授業を実習中心で実施したい(※PythonまたはJavaScriptを学び作品制作を行います)
必要なものは、次の3つだけです。
- Monaca Educationを利用できるPC(※ChromebookでもWindowsでもiPadでも大丈夫です)
- インターネット接続環境
- 資料(PDF、PowerPointスライド)を配布する手段
※Monaca Educationは、Webブラウザとインターネット接続環境があれば 動作するプログラミング学習環境です。詳しい動作環境はこちらをご覧ください。→Monaca Educationの動作環境
『情報I』こんな場合にはこんな実習・学習計画を
初めての方、授業時間が限られている方は
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実習中心の学習計画【入門レベル実習】 |
多様な作品制作、より深い内容を目指す方は
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実習中心の学習計画【基礎レベル実習】 |
※上記リンク先のページは、先生用です。生徒の皆さんには、APSの資料を配布してください。
『情報I』実習中心の学習計画案とは
実習中心・作品制作中心で「情報デザイン」「プログラミング」を学習する
Monaca Educationを用いて、HTML、CSSを使ったWebページを制作しながら、情報デザインを学習することができます。
また、JavaScript、Pythonを使ったアプリケーションを制作しながら、プログラミングを学習することができます。
今回公開するのは、作品の制作に焦点を当て、実習を中心に授業を進めるための学習計画案です。
完成済みのプログラムから学び、修正・追加でオリジナル作品を制作する
実習中心に授業を進めるといっても、ゼロから生徒に作品を作らせることは難しいです。
そこで、本学習計画案では、次の順序で実習・学習を進めることを提案しています。
- アシアルが提供する「完成済みの動作するプロジェクト(Webページまたはアプリケーション)」をMonaca Educationに取り込みます。
- この取り込みのことをインポートといいます。
- インポートは、Monaca Educationにログインしたあと、Webブラウザで該当のページにアクセスして、ボタンをクリックするだけで実現できます。
- Monaca Educationで、インポートしたプロジェクトの動作と、それを実現するWebページやプログラムを確認します。
- 生徒は、自分の環境に取り込んだ完成済みの作品と、ガイドとなる資料から、必要な知識・技能を学びます。
- インポートしたプロジェクトのプログラムに修正・追加を行うことで、生徒それぞれの作品を作るように実習を進めます。
APS(アプリプログラミングシート)の提供
アシアルは、この方法で授業を進めるための教材「APS(アプリプログラミングシート)」を提供します。
APS(アプリプログラミングシート)は、「完成済みの動作するプロジェクト」と、生徒が利用する教材資料を組み合わせた教材です。
APS(アプリプログラミングシート)の説明は、次のページをご覧ください。
APS(アプリプログラミングシート)とは
実習中心の学習計画 利用ガイドのダウンロード
下記のリンクから、『情報I 実習中心の学習計画 利用ガイド』(PDF 全27ページ)をダウンロードできます。入門レベル・基礎レベル共通です。
学習計画案に含まれるもの
本学習計画案は、情報デザインと、プログラミングを学習内容としています。
※「情報社会の問題解決」や「情報通信ネットワークとデータの活用」、「コンピュータの仕組み」といった学習項目は含んでいません。
アシアルは、これらの学習項目についても教材資料・動画を用意しています。ベーシックプラン・スタンダードプランの教材ページをご覧ください。
計画案には、情報デザインとプログラミングの授業を実施するための次の資料が含まれています。
- 時間割
- 実習中心の授業を進めるための準備、授業の順序・およその所要時間を示します。
- 教材
- APS(アプリプログラミングシート)
- プロジェクト
- Monaca Educationにインポートして使用するプロジェクト(Webページまたはアプリケーション)です。
- 学習資料
- サンプルアプリケーションから必要な事項を学び、カスタマイズのための修正・追加のヒントを提供する資料です。
- プロジェクト
- APS(アプリプログラミングシート)
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- ワークシート
- 生徒が記入して、制作したアプリケーションとともに提出するシートです。
- 「どんな意図でデザイン・制作したか」「工夫したところは何か」「難しかったところはどこか」などを記載させ、思考・判断・表現や、学習に向かう態度を評価するための記録とします。
- ワークシート
- 評価基準
- 生徒が提出したアプリケーションとワークシートを用いて評価する際の基準を示す資料です。
教材・資料へのアクセス方法
各授業で生徒に示すURL(プロジェクトをインポートするためのURL)は、下記のAPSのページになります。
アプリプログラミングシートのサポートページ
https://edu.monaca.io/template/aps
上記の先生向けの資料などにアクセスするために、先生向けのWebページ【レベル別 学習計画案】を用意しています。
- 授業を行うために必要な準備や、教材へのアクセスを提供します。
- レベル別(入門レベル/基礎レベル)に2つのWebページがあります。
レベル別 学習計画案
「入門レベル」と「基礎レベル」の実習計画を作成しています。どちらも、情報デザインとプログラミングの2つの単元を学習することができます。
「入門レベル」は、上記の2つの内容を、授業時間15時間で学べるように考えたものです。
「基礎レベル」は、上記の2つの内容を、授業時間19時間で学べるように考えました。特に単元「プログラミング」において、2つのAPSを用いる計画にしています。より多様で、高度な作品制作を行うことができます。
詳細は、それぞれのリンク先のページをご覧ください。リンク先はレベル別の先生向けWebページです。
※先生向けWebページの中にも、生徒向けWebページへのリンクを用意しています。
- 先生向けWebページ
参考:テキストベースの学習について
アシアルでは、Monaca Educationを用いながら、HTML、CSS、JavaScript、Pythonを学習するためのテキストを制作・出版してきました。また、そのテキストを用いて学ぶための動画資料も制作・公開しています。
テキストを用いて学習を進めると、基礎的なものから応用的なものへ、知識・技能を積み上げながら、学習を進めることができます。
ただし、一定の規模や複雑さを持つ作品(Webページや、プログラム)を制作しようとすると、前提となる知識・技能を学習するために、比較的長い時間が必要となります。連続した授業時間を確保することや、学習・理解に遅れが生じた生徒をフォローすることが課題となります。
テキストを用いた授業の実施方法や、テキストの例題・問題とその解答例の利用方法については、ベーシックプラン・スタンダードプランのそれぞれの教材ページで紹介しています。
プランの詳細については別途、ご相談ください。
料金表
問い合わせ・質問について
本『情報I』実習中心の学習計画案についてのお問い合わせは、こちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
授業の進め方や、プログラミングの技術的な詳細、また資料の利用法の詳細については、Monaca Education先生コミュニティでもご質問・ご相談を受け付けています。