第6回専門学校 HTML5作品アワード・アフターレポート

専門学校HTML5作品アワード実行委員会・実行委員長の岡本雄樹です

2022年度も『第6回専門学校 HTML5作品アワード』を無事開催することができました。

協賛企業の皆様、専門学校の先生方、作品を作って動画をまとめてエントリーしてくださった学生の皆様に、実行委員会を代表してお礼申し上げます。

学校の授業の一環として本コンテストを目指して作品作りに取り組む学校が増えたため、今年度は過去最高の163作品、応募がありました。また、学校数も15校の参加となっております。

結果につきましては、プレスリリースなどで発表させていただきました。

第6回専門学校 HTML5作品アワード、結果のプレスリリース

第6回 専門学校 HTML5作品アワード・結果発表

狭義の『HTML5』は終了しても『HTML5作品アワード』は来年も続きます。2023年度も『第7回専門学校 HTML5作品アワード』を開催予定です。

第7回は夏休み前の時期を目処に、学生向けのセミナーも企画できればと考えております。専門学校の先生方におかれましては、学生の方へのアナウンスを宜しくお願いします。

グランプリは初参加の学校『東京ITプログラミング&会計専門学校名古屋校』が受賞

東京ITプログラミング&会計専門学校名古屋校のチーム『ラーメン食べたい』の『寿司合戦』が受賞しました。

同校は他のチームも『Monacaソムリエ賞』や『FJCT賞』を受賞しております。

使用技術に対する所感

コンテストではエントリーのタイミングで使用技術について伺っているので、傾向についてご報告いたします。

2022年度は特に偏り無く、幅広い技術が使われていました。
jQuery3.6やBootstrap4が使われるケースもあれば、Reactなどが使われるケースもある、また、3Dモデルが活用されたり、AI関連のAPIやTensorflowなども使われております。

一時期に比べると、AIがメインの作品は落ちついてきた印象です。課題解決のために必要ならAIを使う、といった流れになっているかと思います。

2023年度は『ChatGPT』のようなAI技術を活用した作品が増えるかも知れませんが、みんなが同じことをするとネタが被りますので、夏のセミナーでディスカッションできればと考えております。

また、ツールスポンサーの提供技術が利用されるケースが増えています。
『ニフクラ mobile backend』を利用するチームは非常に多かったです。2022年度はEducationプランが使えましたので、学校単位での導入がしやすくなったのが大きいかなと思います。

それと、作品を提出するための手段として『Monaca Education』が使われるケースも非常に増えました。『課題提出(Web公開)』が2022年度から使えるようになったため、こちらの機能で提出して頂くことが増えました。

『Monaca Education』は『通常版Monaca』に比べると『トランスパイル』ができないのでReactなどを活用したプロジェクトでは『通常版Monaca』の方がお勧めではありますが、個人的には『Monaca Education』の利用が伸びるのは嬉しいです。

受賞作品に対する所感

本コンテストは180秒以内の動画でプレゼンを行って貰っています。

毎年、動画の平均レベルは向上しているのですが、学校ごとにプレゼン動画の品質に差が出ている可能性があります。
夏の学生向けセミナーで必勝法、というのは難しいのですが、情報提供やディスカッションを行えればと考えております。

一つだけポイントを上げるとしたら『企業賞の審査』の時に企業の方々が動画をみて、一発で作品のコンセプトを理解し、また、作品の良さを感じられるかどうか。がポイントです。

学生の皆様の作品や込められた想いが多くの人に届くよう、『第7回専門学校 HTML5作品アワード』に向けて、運営側も準備を進めてまいります。